2015/03/16

羅漢果と血糖値について

今年の冬は暖冬で珍しく風邪も引かずに頑張れました。
それだけでなく きっと毎日の散歩や野菜を多く摂取する生活習慣でいくらか風邪に
対する抵抗力が増したのでは?なんて勝手に思ってます。

しかしそう油断した春先に少し風邪を拗らせてしまいました。
私の場合、まず発熱と咳の症状で悩むことが多く、熱が下がっても咳の症状だけは
数週間も続いたりすることもありとても厄介で困ります。
今までならのど飴等を常備していたのですが、多くの飴が砂糖を添加しているので、
手軽に頻繁に口にすることはありません。
風邪で喉が痛いときは暖かい蜂蜜レモン入りの紅茶なんか有り難いのですが、
蜂蜜は糖尿人にとっては御法度なので ただ甘いだけの人工甘味料でごまかすしか
ありません。
でも咳がひどくのどの痛みが激しいときは・・・?
私はよく羅漢果を利用します。
日本だと顆粒状のものとかが出回っているようですが、中華街で中国人の知り合いに
薦めてもらったのがこの乾燥の羅漢果です。
これは20個入りでグレードやお店によりますがだいたい2〜3千円くらいのものです。
簡単に外側の殻は割れて、中にたくさんの種子が入ってます。
これを沸騰したお湯をカップに注ぎ種子を入れて煎じるだけでいいです。
ある程度まとまった塊のままでも画像のように一粒ずつに離していれてもいいです。
すぐにお湯が褐色に染まります。6個だけ入れてもこれだけ色がかわりますが、
これくらいだとそこまで甘味を感じません。
倍の量の12個入ってます。一つの乾燥羅漢果の三分の一から2分の一くらいを
入れてます。
羅漢果の種子部分は茶色い毛のような薄皮のようなへんな?膜で覆われてますが、
気にせず全てをカップに入れて煎じます。
飲むときは表面に浮いた種子が邪魔ですが 一緒に口に入れ、種を飴のごとく
舐めると、ほのかに甘味を感じてとても美味しいです。
味は那智黒(懐かしいな〜)っぽい甘さです。

特に風をひいて喉が痛いときはカップ一杯飲んだところで足りないし、もっと飲みたいと
思うことも多いでしょう。
二杯目は残った種子は捨てずに新たに少量の種子を追加してお湯を注ぎます。

羅漢果だけでも十分美味しいですが、甘味として利用するだけで紅茶に羅漢果の種子を
入れても美味しいです。

そもそも羅漢果の効能とは何なのか?と言うことですが、
やっぱり一番有名なのは抗酸化作用だと思います。
それにともない動脈硬化、心筋梗塞や高血圧等の予防に効果的だそうです。
もちろん糖尿病に良いという情報も多く入っているので、砂糖の代理甘味料として
使うのも良いかもしれません。
でも羅漢果も果物なんで果糖は当然含まれているし(血糖値は若干上がる)
「糖尿病に良い」という評判は血糖値を下げるという効果は一切ないし、
どちらかというと「糖尿病の人でも安心して摂ることが出来る」が
正しい認識だと思います。

ちなみにあくまでも自分の場合の血糖値の変動を記しますが、
時間は朝食を済ませた後の昼食までの間で血糖値を調べてみました。
羅漢果を摂取する前は6.4mmol/Lで 摂取一時間後の数値は6.9mmol/Lと
やはり上昇してます。
mg/dlに換算すると摂取前が115.2mg/dlで一時間後が124.2mg/dlとなります。
摂取一時間後のその時点でコーヒーマグカップで1.5杯(約3カップ)飲んでます。

各種効能のなかに抗アレルギー作用や消炎作用ってもあって、自分の場合は
主にこの消炎作用を重視して羅漢果を摂取してます。
つまり普段からそんなに羅漢果を摂取しているわけではありません。
年に一度か二度、風邪をひいて喉が痛い時に羅漢果ティーを飲む程度です。
確かにこの消炎作用は自分でも分かるくらい(一時的ですが)咳が収まります。

どうしても咳が止まらないとき、血糖値を約10mg/dl程度上げるだけで、
咳が収まるならいい方法だと自分では思ってます。


でも普通に「咳止め飲めっ!」
って言われそうですねw